10月18日に出港した中国海軍の舟山艦
中国海軍東海艦隊は陸海合同の権益維持能力を高め、中国の領有権と海洋権益を守るため、年度計画に基づいて、農業部東海区漁政局、国家海洋局東海支局とともに東中国海の某海空域で19日、陸海合同の権益維持目的の演習「東海協力-2012」を実施する。
中国の海洋監視、漁業監視部門は近年、領有権と海洋権益の保護において重要な役割を果たしてきたが、争議のある海域での巡航・護衛中に他国の艦船による不当な追跡や妨害、さらには悪質な阻止に遭うなど多くの試練に直面した。今回の合同演習は、海軍の海洋監視船と漁業監視船の権益維持活動に対する支援・護衛能力の向上を目的としたもので、軍陸協力、地方の法執行船の権益維持目的の巡航、海軍の軍艦・航空機による地方の権益維持の支援、編隊飛行の4段階で行われる。
演習は中国の領有権と海洋権益の維持、陸海合同の権益維持をめぐる闘争における指揮の協力と対応能力の検証、対応策の完備、権益維持をめぐる闘争における経験の蓄積に重点を置き、東海艦隊、海洋監視、漁業監視部門から11隻の艦船と8機の航空機が参加する。
中国海軍はこれまでに何度も海洋監視、漁業監視部門と共同で海上の権益維持目的の演習を実施しており、協力体制を徐々に整え、緊急対策を検証し、共同での権益維持能力を高めている。