中国漁政202は20日未明から東海の釣魚島海域をパトロールした。早朝から何度も日本の艦船や航空機の妨害を受けたが、力強くはね退け、一貫して通常のパトロールを続けた。
北京時間20日午前5時30分(日本時間同6時30分)の日の出のころ、中国漁政202は釣魚島を肉眼で望める約30カイリのところをパトロールしていた。
2010年から同船は何度も釣魚島海域をパトロールしており、乗組員は同島と周辺海域の海況や魚群の状況、動きをよく知っている。
5時50分ごろ、東側から航空機1機が飛来し、この海域の安寧が破られた。同機は漁政202の上空を2回旋回してから飛び去った。2時間後、同機が再び近づいてきた。
午前8時、漁政202は釣魚島から24カイリの海域に入った。ほどなくして日本海上保安庁の艦艇1隻が進入した。