中国中央テレビの報道によると、中国海軍北海艦隊の7隻の軍艦による遠海訓練編隊が訓練任務を無事完了し、19日に青島の某軍用港に帰還した。今回の遠海訓練において、海軍の艦隊が初めて中国の釣魚島(日本名:尖閣諸島)付近の海域に入った。訓練に参加した船舶の多くは、中国海軍の新型主力戦艦であった。
同艦隊は10月2日に出発し、10月4日に宮古海峡を通過し、西太平洋海域に入った。訓練期間中、乗員らは訓練海域のさまざまな状況をシミュレートした上で、艦隊指揮、対潜水艦攻撃、対空攻撃、海賊取り締まり、国際救援等の各項目の訓練を実施した。
同艦隊は10月14日に遠海訓練を完了すると、釣魚島の真南の方角から北上し、釣魚島付近の海域で巡航を行った。
同艦隊に乗船した記者によると、同艦隊は14日に沿海訓練を完了すると、4−6メートルの波を迎えつつ、フィリピンの東の海岸を北上し、釣魚島海域に入った。
記者によると、同艦隊は釣魚島海域に入ると、その真南の方角から北上した。つまり釣魚島の真南から半円を描くようにして北上し、釣魚島まで一時約30海里に迫ったことになる。
同期間、日本の駆逐艦やイージス艦等は偵察・追跡を行なっていた。
中国国家海洋局のウェブサイトによると、中国の巡視船「海監51」、「海監66」、「海監75」、「海監83」による権利保護巡航法執行編隊は、停泊先で台風21号と22号を避けると、10月20日に釣魚島及びその付属島嶼に到着し、定期的な海上権利保護巡航法執行任務を継続した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月22日