中共中央政治局は22日の会議で、中国共産党規約改正案を含む第18回党大会の関連事項について検討した。第18回党大会の開催まであと2週間あまり。今年全世界で最も注目される大会となることは確実だ。(環球時報社説)
知らず知らずのうちに、中国にとって重大な出来事は世界にとっても重大な出来事になった。10数年前には、中国および中共に対する世界のメディアの関心にはまだ奇妙なものをあさる要素が多く、中国に関する論説はまれで、しかも雑多だった。だが2012年の現在、世界の複数の国で任期満了に伴う改選が行われる中、中国共産党の第18回党大会への国際的な注目は最高レベルに達しており、世界各国が持続的かつ真剣に関心を抱き、自国の利益とリンクさせて見ている。
中国は依然控え目だが、その実力と潜在力はすでに隠し通せなくなっており、これらをいかに運用しようとも「世界に影響するもの」として過大視される。中国はこのためにかつてない国際的圧力に耐えている。われわれはこれを憂慮すると同時に、少し誇らしくもある。中国は世界のために責任を担うべき地位に立ったのだ。われわれが慣れなければ、どうしようもない。
だがこの強大化したゆえに風当たりの増した、少なからずねたみ恨まれる中国は、かつての貧しく他国に侮られる中国よりも、われわれにとって担う価値がある。目下中国は重大なチャンスともろもろの挑戦に直面している。だがこのような時代に叫び、迷い、奮闘することは、必ずしも様々な人生における最も喜ばしい巡り合わせの1つでないとは限らない。
第18回党大会は全党および全国人民に中国の発展の方向性および様々な可能性を示すものであると同時に、世界に向けた率直で誠意ある交流でもある。中国は改革と発展を継続するとともに、その全ての動きにおいて安定を保たなければならない。中国に対して世界は多くの疑問を抱き、国内にも少なからぬ困惑があるが、第18回党大会はこれらに回答を示すことになる。
西側の任期満了に伴う改選はすでに単なる人事異動となっているが、中共の第18回党大会は違う。新たな指導グループに社会も関心を抱いているが、国家の将来の政策および行方はもっと関心に値する。