■人材事業に斬新な局面を切り開く
2011年の全国組織活動満足度世論調査は、人材事業の実際の成果に対する評価が前年比2.98ポイント高まったことを示している。
第16回党大会以来、胡錦濤同志を総書記とする党中央は人材強国戦略の大々的な実施を打ち出した。中央は2003年に新中国の歴史上初の人材事業会議を招集し、「人材事業の一層の強化に関する決定」を出した。第17回党大会は人材強国戦略のより良い実施を打ち出し、党規約にも盛り込んだ。過去10年間に党中央は人材強国戦略を全面的に策定し、大々的に実施し、党による人材管理の原則を実行に移し、科学的人材観を確立し、一連の戦略的政策決定を行い、経済と社会のより良くより速い発展のために揺るぎない人材面の保証と頭脳面の支えを提供し、中国は再び「人材の春」を迎えた。
過去10年間に党と国家は人材の総数の増加、資質の向上、構成の最適化に着眼し、一貫してハイクラス人材と高技能人材を重点とし、人材資源の全体的開発を優先し、各種人材集団の構築は長足の発展を遂げた。人材の総数が大幅に増加--2010年末時点で全国の人材資源の総数は1億2000万人に達し、人的資源全体に占める割合は11.1%に達した。人材の資質が著しく向上--2010年末時点でわが国の労働力1万人ごとの研究開発人員は33.6人年に達した。人材の効力が着実に向上--2010年末時点で人的資本投資が国内総生産に占める割合は12.0%に達した。今や壮大な規模を持ち、各専門が揃い、能力と資質の高い人材の大軍がほぼ形成されたのだ。
「人材特区」が全国的に勃興し、国の科学技術・人材奨励制度がたゆまず整備され、国の重点科学研究事業、重大プロジェクトが科学技術人材の成長の広大なプラットフォームとなり、能力・業績指向の科学化人材評価の仕組みがほぼ形成された。今や人材事業の体制革新は足並みを加速し、一段と整った人材事業構造が形成されつつあるのだ。
「人民網日本語版」2012年10月24日