共同通信社の報道によると、森本敏防衛相は24日、長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地が実施した、離島の奪還を想定した上陸訓練を視察した。森本防衛相は隊員に対して、「領土および主権を巡りさまざまな問題が発生しており、防衛能力の強化に取り組む必要がある」と訓示を述べた。
森本防衛相は視察後、「島嶼の防衛に関わる輸送能力、および陸海空自衛隊の共同訓練が不十分で、多くの課題が存在する」と語った。
上陸訓練は外敵が離島を占領した場合を想定した。島嶼の防衛を担う西部方面普通科連隊の約20名の隊員が訓練に参加した。日米両国政府は日程を調整中で、11月に沖縄本島付近の海域で、西部方面普通科連隊および在沖縄アメリカ海兵隊の海上共同軍事演習を実施する方針だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月25日