資料写真:石原慎太郎氏
東京都の石原慎太郎知事は25日午後、都庁で緊急記者会見を行い、都知事を辞職し、新党を結成する方針を明らかにした。また、次期衆院選に出馬する意向も表明。この時期に辞職を決めた理由については、「釣魚島及びその付属島嶼の情勢と予想される日本の政界の大変動」としている。
石原氏は、たちあがれ日本の平沼赳夫代表などの志を同じくする政治家と新党を結成し、自らが党首となり、大阪市の橋下徹市長が代表を務める「大阪維新の会」と協力すると表明。日本国憲法を改正し、東京にある在日米軍横田基地を軍民用化する構想を明らかにした。今年4月に米国で東京都による釣魚島購入計画を宣言した石原氏は昨日、「島に避難場所をつくる」と述べた。
橋下徹大阪市長は9月、地方の政治団体「大阪維新の会」を基盤とした新党「日本維新の会」の結成を宣言しており、このほど、同じく地方代表の石原都知事も新党結成を発表した。日本の華字紙「日本新華僑報」の蒋豊編集長は、これを「地方の保守勢力の小党の結合」と見ている。