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japanese.china.org.cn | 30. 10. 2012 |
写真は遼寧艦の飛行甲板の見取り図。艦載機は、飛行甲板区と格納庫に収められる。飛行甲板の軍用機が停められる区域を、発艦整列区域と呼ぶ(斜角・直角甲板の交わる場所に形成される三角形のエリア)。遼寧艦の飛行甲板の発艦整列区域には、艦載機の50%を停めることが可能で、発艦に備える。遼寧艦は現在、上述した三段階のうち二段階までの試験を完了しており、第三段階の海軍による海上試験が完了されていない。そのため現在は慣らし運転の段階で、試験を実施する場に過ぎず、作戦能力を持たない。空母の乗員はこれまで数多くの訓練をこなしてきたが、そのすべてが戦術シミュレータによるものだった。このようなシミュレーションは、実際の操作との間に一定の差がある。ゆえに、現在必要なのは操作訓練だ。現在のところは生産者側と科学研究所のスタッフの力を借りる必要があるが、乗員らは一日も早く独立した操作能力、空母の修理能力を持たなければならない。いかに最終的な海上試験を実施しつつ乗員たちに訓練を実施させるか、これは遼寧艦の直面する最大の課題だ。
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