第18回党大会への注目は、中国の歩む道への注目である。世界のどこでも通用する発展のモデルや道は存在しない。中国の探求はこの点を実証し、強化した。中国は古人の歩んだことのない道、外国も歩んだことのない道を歩んでいる。すなわち中国の特色ある社会主義の道だ。いわゆる特色とは個性である。弱い時には個性は「煮ても焼いても食えない」が、強大になれば個性は風格だ。現在すでに中国のモデルと道は一種の「著名学説」となっている。中国は2020年までに小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に完成する計画であり、今後10年が特に正念場となる。この目標をいかにして実現し、中国の道をいかにして歩み続けるのか?第18回党大会でその回答が示される。
第18回党大会への注目は、自国の前途への注目である。アジア太平洋地域は長期間活力を維持する。アジアの台頭に順応し、「アジアの世紀」に融け込むことが、世界の大国にとって必然的な選択肢となっている。オーストラリアは最近、アジア政策の新ビジョンを打ち出し、米国はとっくに「アジア太平洋に回帰」している。アジア太平洋の発展に相乗りし、アジア太平洋での利益を実現するためには、中国とのつきあいを避けることも、中国の存在を軽視することもできず、第18回党大会という「現代世界と現代中国の発展の大勢を全面的に見極め」、かつ中国の行方に影響を与える大会に注目しなければならない。
第18回党大会への注目には、讃辞もあれば雑音もある。最近「中国の台頭は国際秩序への挑戦だ」「中国は国際貿易ルールを遵守しない」「中国は為替操作国だ」等々の古い話を再び持ち出す者がいる。中国に「重大な不慮の事態の発生」を「期待」する者さえいる。すでに世界の中心的話題へと向かっている中国は、外部の様々な「注目」や「あら探し」にとっくに慣れている。中国は外部に説明する必要がある。より重要なのは、その姿をしっかりと示すことだ。
改革開放以来の歴史は、各党大会の開催が中国の新たな進歩を意味しており、大変革と大発展の時代にあって、中国の各5カ年、各10カ年の奮闘が中国の世界的地位を高めるということを証明した。第18回党大会も同様にこの点を検証する場となる。
「人民網日本語版」2012年10月30日