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japanese.china.org.cn | 30. 10. 2012 |
資料写真:J15艦載機
中国の空母艦載機「J15」が量産段階に入り、そのうちの1機が「遼寧号」でタッチアンドゴー演習を行った。海上航空基地に停泊するJ15にも塗装が施され、J15の実証機はすでに約12機完成した。
J15は開発にほぼ10年かけられ、ロシア製Su-33と同じく、Su-27戦闘機から派生した艦載機。ロシアは中国が独自にSu-27をコピーし、Su-33を大量購入しないと知ると、Su-33の中国への売却を拒否。中国は最終的に01年にウクライナからSu-33の原型機を1機購入した。
1機目のJ15原型機の開発には2年の時間が費やされ、初飛行は2年前に行われた。ロシアはこれに対して非常に不愉快な思いをし、ロシアの航空専門家はJ15をわざと低く評価。中国がSu-33のコア部分をコピーできるかに疑問を抱いた。事実がどうかは判断できないが、その作戦能力は少なくともSu-33に劣らない。ロシアはすでにSu-33を放棄し、より安価なMig-29Kに切替えた(インドも同機を使用)。
重さ33トンのSu-33は21トンのMig-29Kより大きい。これらの戦闘機はいずれも旧ソ連が建造したクズネツォフ級空母に配備されている。しかし冷戦終結後、クズネツォフだけが完成し、未完成のワリャーグは中国によって改装、「遼寧」と命名された。排水量が小さいゴルシコフはインドに売却・改装された(インドはサイズの小さいMig-29Kがこの空母により適していると判断した)。
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