中国海軍の軍事演習 空母護衛が目的=韓メディア

中国海軍の軍事演習 空母護衛が目的=韓メディア。

タグ: 東海艦隊,西太平洋

発信時間: 2012-12-03 14:39:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の東海艦隊が西太平洋海域で実施中の軍事訓練は、空母の護衛能力、およびその他の海上作戦の能力の強化を目的とするものだ。

中国国防部は11月28日にウェブサイトを通じて訓練開始の情報を公開し、「艦隊が同日午前10時頃に宮古海峡を通過し、西太平洋海域で定例の演習を行うことを許可した」と発表した。中国海軍の艦隊は、ミサイル駆逐艦「杭州艦」・「寧波艦」、ミサイル護衛艦「舟山艦」・「馬鞍山艦」、総合補給艦「鄱陽湖艦」、艦載ヘリコプター等の兵力により形成される。演習開始から1時間もたたないうちに、公式メディアが演習の具体的な内容や写真などの情報を提供した。

韓国国防部は「今回の演習には大型護衛艦が含まれる」とし、アナリストは「これは(中国が)将来的に、空母艦隊編成の前段階として空母護衛訓練を行う可能性を示している」とした。マカオ国際軍事学会の黄東会長は、「今回の軍事訓練の内容には、空母の護衛が含まれる」と述べた。訓練の目的は、空母護衛の経験の蓄積に過ぎないと見られるが、空母艦隊は今後、駆逐艦・護衛艦・潜水艦・補給艦の増加が可能だ。

中国は通常ならば11-3月に海上軍事演習を実施しないが、観測筋はこの慣例が打破されたことを指摘した。これは空母を保有した中国が、悪天候時にも全世界を巡航できるグローバル海軍を保有しようとする意図を示すものだ。艦隊の指揮官、東中国海艦隊の邱延鵬副司令官は、「今回の軍事演習の目的は訓練そのものにあり、部隊の長時間・遠距離の海上作戦能力を高める」と述べた。

観測筋は、中国が演習の具体的な情報を即座に公開したことについて、異なる観点を示している。これまでならば、中国は訓練終了後に情報を公開し、軍事訓練の写真等のリアルタイム情報を提供することは稀で、訓練に参加した軍艦の名称も非公開であった。専門家は、「中国は日本との緊張を緩和し、海外に対して人民解放軍の透明度の向上を示そうとした」と分析した。米海軍長官の訪中期間に、軍事訓練の具体的な内容が公開されたことは、中国政府が海外に対して中米軍事関係の安定をアピールしようとしたことを示している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月3日

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