中国は1月27日、地上配備型の中間コースでの弾道弾迎撃ミサイル技術の実験を国内で実施し、所期目的を達成した。今回の実験は防御目的であり、いかなる国を対象にしたものでもない。新華社が伝えた。
中国が初めてミサイル防衛能力を備える 中間コースでの迎撃技術の難易度は高い
中間コースは弾道ミサイルの飛行高度が最も高く、速度が極めて速い段階であり、理論的に言ってパトリオット・ミサイルより迎撃の難易度が高い。そのため、実験の意義は非常に重大である。
地上配備型の中間コースでの迎撃ミサイルの構造は複雑で、技術の難易度が極めて高く、世界では米国と日本しか実験を実施していなかった。中国は2010年1月11日、地上配備型の中間コースでの迎撃ミサイル技術の実験を国内で実施した。その4日前の1月7日、米国は台湾にパトリオット・ミサイルを売却すると発表しており、一部の専門家から中国の実験は米国の台湾への武器売却と関係がある可能性が高いと見られていた。一方、中国外交部は、実験は防御目的であり、いかなる国を対象にしたものでもないと表明した。
中間コースでの迎撃の成功の意義は重大