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japanese.china.org.cn | 28. 01. 2013

中国が第3世代早期警戒機を開発 F-22に対抗

タグ: 早期警戒機 戦闘機 ステルス F22 対抗

 

「早期警戒機の父」と呼ばれる王小謨院士はこのほど中国中央テレビの取材に応じた際に、中国がF-22ステルス戦闘機に対抗する第3世代早期警戒機を開発中だと表明した。

早期警戒機は遠距離警戒レーダーを航空機に搭載し、空中もしくは海上の目標を捕捉・監視し、味方の航空機を指揮し任務を遂行する。早期警戒機は情報収集、指揮・抑制、通信・誘導、電子戦、情報伝達を一体化した、現代空中作戦システムの核心的存在だ。

早期警戒機の保有は、かつての中国人の願いであった。1970年代、中国は早期警戒機の開発をスタートさせたが、当時の国力に限りがあり、技術力の基礎が脆弱であったため、成功には至らなかった。王氏は当時、情報化の時代に国の主権を守るために、中国は早期警戒機を保有する必要があることを敏感に察した。レーダー研究の第一線で数十年間勤務していた王氏は、中国の早期警戒機開発事業に迷わず身を投じた。

王氏はチームを率い、西側諸国が数十年間かかって歩んだ道を十年足らずで歩んだ。中国の早期警戒機「空警2000」(KJ-2000)と「空警200」(KJ-200)は、世界早期警戒機発展史において9つの新記録を樹立し、100件以上の重要技術を把握し、重大特許を約30件取得した。これらの早期警戒機は、世界で探知距離が最長、機能が最多、システム集成が最も複雑な情報化軍用機の一つだ。数多くのコア技術の指標についても、世界最先端早期警戒機の主流機種とされる、米国のE-3Cを上回った。中国は現在、米国、スウェーデン、イスラエルに続く、早期警戒機を輸出できる世界で4番目の国となった。

王氏は、「短期的な目標は、早期警戒機の100%国産化だ。長期的にはより多くの目標を実現し、現代化戦争に適応する必要がある。そのため我々は現在、第3世代早期警戒機という概念を提唱しており、すでに人々に受け入れられている」と語った。

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