中国軍、空母の操縦をブラジルから学ぶか

中国軍、空母の操縦をブラジルから学ぶか。 昨年11月、中国の新たな空母「遼寧艦」が交付されてから2ヶ月後、艦載機の発着艦に成功した。西側諸国にとって、これは少し不思議なことだ。中国は約10年前より、空母のパイロットの訓練を開始していたが、ブラジルの空母スタッフを教官に招き操作を教わったことが、最も賢明な措置だったと言えるだろう…

タグ: 空母 遼寧 ブラジル 艦載機 パイロット

発信時間: 2013-02-10 09:59:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

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昨年11月、中国の新たな空母「遼寧艦」が交付されてから2ヶ月後、艦載機の発着艦に成功した。西側諸国にとって、これは少し不思議なことだ。中国は約10年前より、空母のパイロットの訓練を開始していたが、ブラジルの空母スタッフを教官に招き操作を教わったことが、最も賢明な措置だったと言えるだろう。これは空母甲板員がいかに発艦を指揮し、アイランドの誘導スタッフがいかに着艦を処理するかにとって、非常に重要なことだ。ロシアが空母を売却したが、中国は西側諸国の海軍の技術を学ぼうとした。空母の操縦は、1世紀前に西側諸国で発明されたからだ。米国の軍事専門サイト「STRATEGY PAGE」が2月1日に伝えた。

中国は4年前にブラジルと合意に達した。中国の乗組員はこれにより、ブラジル海軍の空母「サン・パウロ」で空母の操作技能を学ぶことが可能になった。ブラジルは主に空母乗組員の訓練に使用するため、退役間際のサン・パウロを購入した。サン・パウロは2000年にブラジルに就役した。1年後、ブラジルは第二次世界大戦中に建造された、排水量が2万トンに達する英国製のコロッサス級空母「ミナス・ジェライス」を退役させた(ブラジルで40年間就役した)。そのためブラジルは空母操縦の豊富な経験と、ベテラン乗組員を保有しており、中国に役立つ技能を伝授できる。ブラジルは空母を操作できる南アメリカで唯一の国だ。サン・パウロは1900人の乗員を乗せることが可能で、35機の戦闘機と4機のヘリを搭載できる。航空機の種類により、搭載可能な数量が変わる。

中国初の空母「遼寧艦」の満載排水量は6万7000トン、全長は304メートルに達し、すでに一年余りの海上試験航行を実施した。中国は昨年、遼寧艦を主に訓練に用いることを表明した。中国は遼寧艦に24機の戦闘機と26機のヘリコプターを搭載し、さらに今後建造する4隻以上の空母の乗組員やその他の専門スタッフの訓練に用いる予定だ。

中国海軍航空兵部隊は6年前より、艦載戦闘機のパイロットの訓練を開始した。現在、空母の発着艦は海軍戦闘機パイロットのカリキュラムに組み入れられている。初の空母パイロットチームは、すでに大連艦艇学院で4年間の訓練カリキュラムを完了した。カリキュラムには、地上の空母甲板模型による発艦訓練が含まれる。

航行中の空母への着艦は異なる問題だ。ロシアは中国に対して、10数年の時間をかけなければ、空母を効果的に操縦するための知識と技能を把握できないと警告した。中国人は勇敢で、苦しみながらも進展を実現している。初の発着艦は穏やかな海面で実施された。悪天候時(空母の上下左右の激しい揺れ)、夜間の発着艦は難易度が高い。「闇夜のワナ」と称される夜間の発着艦は、パイロットにとって最も困難な任務とされる(特に悪天候時)。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月10日

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