ロイター通信は2月25日、記事「中国の荷馬、軍事勢力の範囲を拡大」を掲載した。内容は下記の通り。
中国はこれまで重視されてこなかった補給船・大型輸送機の発展に力を入れており、領土問題や海外利益の維持を支える軍事力を強化した。
防衛アナリストは、「高性能の戦闘機、長距離ミサイル、強力な戦艦と比べ、輸送船・輸送機の登場は前者ほどの反響を生まず、地域の緊張を招くこともない。ただし中国解放軍の約30年間の建設にとって、これは節目となるできごとだ」と語った。
時間の経過に伴い、中国海軍(世界で2番目に大規模な海軍)は空と海の補給能力により、勢力範囲の拡張を実現できる。また解放軍の、本国から遠く離れた戦場に対する支援能力を強化することも可能だ。
中国軍事サイト・ブログが公表した写真によると、中国の2ヶ所の国有造船所は昨年、2隻の903補給船(2万3000トン級)の建造をスタートした。他にも、その後受注した船舶の建造が進められている。
防衛アナリストは、「これらのトップレベルの船舶は試験航行中で、今年下半期に海軍に配備されるはずだ」と語った。