多種類のミサイルを搭載できる中国の無人機「CH-4」
米軍事専門紙・ディフェンスニュースのウェブサイトは11日、「米民間シンクタンク・プロジェクト2049研究所が同日発表した、中国無人機プロジェクトに関する29ページに及ぶ研究報告書は、中国無人機の研究・発展・装備・作戦部署などの情報を全面的に網羅し、中国無人機が対艦ミサイルと共同で米空母を攻撃する可能性をシミュレートした」と伝えた。
約300機の無人機
同報告書は、「世界一流の無人機技術を発展させるため、人民解放軍は過去10年間に渡り、複雑な無人機インフラを整備した。推計によると、中国はすでに280機の無人機を配備しており、この数量は今後さらに急増すると見られる」とまとめた。
米空母艦隊を攻撃可
無人機は巡航ミサイル・対艦ミサイルによる米海軍攻撃の中で、欠かせぬ役割を演じる。中国のDF-21D対艦ミサイルの発展状況は明らかにされていないが、米軍の高官はこれに対して深刻な懸念を抱いている。DF-21Dは理論上、空母もしくはその他の主力戦艦を直接攻撃できる。仮にクラスター爆弾により攻撃を行えば、空母甲板に壊滅的なダメージを与えることができる。