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japanese.china.org.cn | 26. 03. 2013

中露の武器調達契約、中国空海軍の実力を強化

タグ: ロシア 武器 調達 戦闘機 潜水艦 

習近平国家主席の訪露前、中露両国は2枚の武器販売枠組み合意書に調印した。中国はロシアと共同建造するAIP技術搭載の潜水艦「ラーダ級」を4隻、さらにSu-35戦闘機を24機購入する。

軍事評論家の魏東旭氏は、4隻の「ラーダ級」を調達することで、中国海軍の実力を強化し、中国海軍の水中における戦闘力を高められると指摘した。

魏氏は、「近年、周辺諸国で潜水艦の建造・調達がブームになっている。中国との間に島を巡る対立が存在する各国も、潜水艦部隊の発展を重視している。日本は16隻の先進的な潜水艦を保有しており、そのうち5隻にAIP技術が搭載されている。ベトナムもロシアからキロ級潜水艦を購入している。これは中国海軍が東中国海・南中国海の係争中の海域で、潜水艦からさらなるプレッシャーを受ける可能性を意味する。ラーダ級は高い静音性を誇り、潜水時間も長く、先進的なソナー・魚雷・ミサイルを搭載している。ラーダ級の就役により、中国海軍の対潜能力が向上し、係争中の海域における攻撃・防御能力が着実に強化される」と指摘した。

魏氏は、中国がロシアから大量調達するSu-35戦闘機は、短期間内に中国空軍の戦闘力を強化することが可能だと分析した。

魏氏は、「Su-35の戦闘力は、中国産のJ-11戦闘機、J-10戦闘機をやや上回るはずだ。中国がロシアから大量調達するSu-35は、短期間内に中国空軍の戦闘力を強化することが可能だ。軍事衝突が生じた場合、Su-35は中国空軍が迅速に制空権を奪取するため投入される。中国のステルス戦闘機はすでに試験飛行を完了したが、生産開始には5年以上が必要だ。この武器の空白期間に、中国空軍は比較的レベルの高い戦闘機を必要としている。Su-35は中国が購入できる最良の武器と言えよう」と語った。

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