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japanese.china.org.cn | 29. 03. 2013

中国海軍の曾母暗沙巡視 海外メディアも注目

タグ: 揚陸艦 井岡山 曾母暗沙 巡回 

中国海軍の曾母暗沙巡視 海外メディアも注目

揚陸艦「井岡山」を始めとする4隻の戦艦による艦隊が26日、曾母暗沙に到着した。中国海軍陸戦隊および船員全体が井岡山の甲板で宣誓し、メディアの注目を引きつけた。香港紙・南華早報は27日、「これはかつてない力の誇示であり、驚異的な力強い宣言だ」と伝えた。しかし中国軍事専門家は、「中国海軍編隊は1980年代より曾母暗沙の巡視を開始しており、近年もこれを中断したことがない。中国海軍が近海の航行のみに留まると期待してはならない」と語った。

かつてない力の誇示

ロンドンの某シンクタンクのチーフアナリストは、「同艦隊の派遣は驚異的な力の宣言である。同艦隊は単なる数隻の艦艇だけではなく、海軍陸戦隊とエアクッション艇を搭載した揚陸艦が含まれ、さらに中国海軍艦隊で最も先進的な艦艇が航行を護衛した。数・質のどちらの面から見ても、南中国海でこれほど大がかりな巡視が行われたことはかつてない」と指摘した。

これまでも曾母暗沙を巡視

中国軍事専門家の劉江平氏は27日に中国紙・環球時報のインタビューに応じた際、「中国海軍編隊による曾母暗沙海域の巡視は、近年になり始まったことではない。1980年代より、中国海軍編隊は不定期的に曾母暗沙を巡視している。中国海軍編隊の曾母暗沙に対する巡視は近年中断されたことがなく、ただ艦艇の数と種類が異なるだけだ」と述べた。

曾母暗沙は中国の最南端に位置する領土だ。中国海軍の艦艇・装備の更新に伴い、より先進的な艦艇、より遠洋航行に適した大型揚陸艦による遠洋訓練は、自然の流れとなっている。訓練水準の向上に伴い、海軍の訓練内容もより実戦化・複雑化する。

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