『中国武装力の多様化運用』白書の3つの見どころ

『中国武装力の多様化運用』白書の3つの見どころ。 中国国務院新聞弁公室は16日午前10時、『中国武装力の多様化運用』と題する白書を発表した。今年の白書で最も注目すべきは、海洋問題に関する多くの内容が追加された点だ。これには海洋権益の保護、海外の利益の保護、国際海上ルートの安全保障などが含まれる…

タグ: 武装力 国防 白書 海洋権益 実戦化

発信時間: 2013-04-17 10:16:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国務院新聞弁公室は16日午前10時、『中国武装力の多様化運用』と題する白書を発表した。1998年以降に発表されたその他の7部の白書は、中国国防政策を総合的に紹介したが、今回の白書は初めて専門テーマの形式によって発表され、新時代の中国武装力の機能および使命という主題に沿う内容となった。中国網は国防大学戦略教研部戦略研究所の孟祥青教授を招き、同白書の内容を解読した。

戦争の準備、実戦化を強調

孟教授によると、同白書の字数は約1万5000字に達し、5つの章節に分かれている。過去の白書と比べ字数が減少したが、内容が短くまとめられ、重点がはっきり示され、多くの新しい見解が示されたため、注目の価値がある。

例えば同白書は「国家の主権とその保全を維持する」の中で、これまでの白書にあった「臨海部の安全保障」、「空の安全保障」という二つの内容の他に、初めて中国の武装力は「戦争の準備を常に怠らない状態」が必要であるとし、「戦争準備作業」の性質・意義・等級について説明し、さらに人民解放軍の陸軍・海軍・空軍・第二砲兵部隊の戦争準備状態について詳細に説明した。これは過去に例のないことだ。

また今回発表された同白書は「実戦化演習・訓練」を実施するとし、「実戦化」の意義を初めて強調した。訓練内容を「地域を跨ぐ訓練、対抗訓練、遠洋訓練」の3つに分け、詳細に解説した。これもまた、過去の白書と異なる注目点だ。

孟教授は、この2つの新要求は、軍隊の「国家の主権とその安全を維持する」という伝統的・中核的な機能により定められたものだとした。軍隊は戦争準備水準を引き上げなければ、さまざまな安全の脅威に効果的に対応し、多様化軍事任務を遂行することができない。同時に、実戦化演習を実施しなければ、実戦能力を高められない。

 海洋権益の確保を強調
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