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中国初の空母「遼寧艦」は2月27日に青島市の某軍港に停泊してから、計画通りに各種試験・訓練を実施しており、年内に頃合いを見計らい遠洋航行する予定だ。空母軍港は現在すでに停泊保障能力を持ち、各種試験が順調に実施されている。
16本のワイヤーで停泊
空母軍港は海と山に面している。巨大な遼寧艦は、16本の太いワイヤーでしっかりと港に固定されている。空母軍港は突堤構造を採用し、表面的にはその他の軍港と大きな差はない。しかし資料によると、空母軍港は建設に5年を費やし、大規模ケーソンの設計、海上輸送、水中取り付けなど40種余りの世界的な技術難題を解決した。
空母軍港は十分な停泊スペースを確保した上で、さらに健全な後続支援保障態勢を整える必要がある。空母は港に停泊後、陸から燃料・水・電気・ガスを補給する必要があり、1日当たりに消費するエネルギー資源の量は、通常艦艇の数十倍に達する。港の中間にある建物は「エネルギーステーション」と呼ばれ、空母に動力保障を専門的に提供する。大型10kV級高圧変電所と大型燃料備蓄タンクは、空母に尽きることのない「生命の源」を提供できる。