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japanese.china.org.cn | 21. 05. 2013 |
台湾紙『聯合報』は、中国初の大型対潜哨戒機「高新6号」が順調に就役すれば、中国は米・露・英・仏・日に続く、大型固定翼対潜哨戒機を開発した世界で6番目の国になると伝えた。
高新6号の最大速度と離陸重量は、P-3Cに相当する。高新6号は6枚羽ターボファンエンジン(5200馬力)を採用し、野戦空港からの離陸が可能だ。しかし高新6号の航続距離は5000キロ余りで、P-3Cの8000キロとの間に大きな開きがある。
軍事専門家は写真から、「高新6号は機首の下部に大型レドームを設置しており、360度パノラマ視できる海面捜索レーダーが配置されている。機体の前方の下部には光電センサー球状ターレットが、胴体部分には弾倉が、尾部にはP-3Cの長さを上回る磁気探知計測器が取り付けられている。また高新6号は100個のソノブイを搭載でき、P-3Cの48枚を上回る」と分析した。
高新6号とP-3Cはデジタル信号処理技術に基づく音響処理システム、磁気異常探知計測器、海面捜索レーダー、赤外線サーモグラフィによる捜索システムを採用しており、システムのハード面では基本的に技術差がない。主な違いは、高新6号の豊富な音響バンク、および海洋環境処理の計算法だ。
しかし現在、次世代対潜哨戒機が続々と登場している。P-8Aは米海軍に計117機が配備されていると見られる。日本は70機のP-1を、80数機のP-3Cの後継機とする予定だ。
P-1は世界で初めて光ファイバーを用いた操作システムを採用した軍用機で、空対艦・空対地攻撃、電子戦、偵察などの多様化した能力を持つ。
技術水準から見て、P-1とP-8は高新6号より優れている。この点から論じれば、中国はジェット型対潜哨戒機の発展に今すぐ着手するべきだ。すでに多くの専門家が、P-8Aがボーイング737をベースにしたように、中国産大型機C919をベースにし新たな対潜哨戒機を開発するという構想を提案している。
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