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japanese.china.org.cn | 22. 05. 2013

米X-47B無人機、中国けん制の意味合いを持つ

タグ: 米国 無人機 X-47B 中国 けん制

米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』5月15日付の記事によると、米海軍は現地時間14日午前11時18分、ステルス無人爆撃機「X-47B」がニミッツ級航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ号」から蒸気式カタパルトによる離陸を成功させ、65分間の飛行後、米メリーランド州のパタクセント・リバー海軍航空基地に着陸したことを発表した。

米軍はその後の声明で、これは1機の無人機にとっては「小さな一歩」だが、無人機の発展にとっては「大きな一歩」であるとの見方を示した。

米『Aviation News Weekly』は14日、X-47B無人機の完成後、米国海軍は艦載ステルス無人機の実用化プロジェクトに着手すると伝えた。X-47Bは、中国とイランの「対介入武器」を処理するための潜在的な手段だ。米国のX-47Bは、作戦半径1500マイル(2400キロ)を発展目標としている。しかし米海軍は衝突がエスカレートする段階において、X-47Bをハワイのパールハーバーの空母に配備し、衝突が生じている地域にX−47Bを投入しようとしている。その際、X-47Bは当該地域まで、約3200カイリ(5000キロ)離れていることになる。X-47Bは当該地域に向かい、空母作戦艦隊より2−3日早く到着し、空中給油を行い偵察を持続する。

米軍のX-47Bにとって、レーダー網は一枚の壁ではなく、横に連なる山脈になっている。山の間に隙間があれば、X-47Bはそこから防空システムを通過できる。薄い一枚目の防空システムを通過し内陸に入った無人機は、より安全になる。

しかし米軍のX-47Bが大規模な作戦半径を持つことによるメリットは、より多くの地点からの侵入が可能になる点だ。例えば無人機はインド洋から発進し、中国の西南部に入り、防空システムの密集している東南部の沿海を避けて通ることができる。こうなれば、中国の雲南省と四川省は防御の最前線になる。

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