沈氏によると、和平方舟の特徴は次の5つ。
(1)遠洋救命能力が高い。耐航性、操縦性が高く、航続力30昼夜、最大風速32.7メートル以上に耐え、最大航速20ノット、救護ヘリを1機搭載。最も最悪の海況下でも安全に航行可能で、高い遠洋航海の能力と荒波の状況下でも手術を行える能力を備える。
(2)救護手段が多様。完全密閉式の救命ボート6隻を搭載、ヘリやゴンドラなど3種類の乗り換え手段があり、スピーディに負傷者の受け入れと後送を実施する。
(3)医療設備を完備。医療看護室7つ、ナースステーション8つ、手術室8つ、ベッド数300床、各種医療施設217種類2414台(セット)、やけど病棟、無菌病棟、ICU、X線室、CT室、超音波検査室、口腔診療室、医療情報センターの8つの診療科があり、麻酔呼吸器や高周波電気メスなどの設備を備えており、医療設備は中国の特殊病院に次ぐ最高レベルの水準にある。
(4)先進的な総合設備。遠隔医療システム、医療LAN、映像監視システムで衛星を通じて遠隔診療を行い、海外で難しい手術を実施する能力を備える。医療廃棄物・汚水処理システムを装備し、固体廃棄物を焼却処分するほか、医療汚水をろ過・浄化し、「国際海洋汚染防止条約」の要求を満たしている。
(5)医療スタッフの総体的レベルが高い。医療スタッフは計102人、博士課程以上の学歴が15人、外科、内科、婦人科、眼・耳鼻科、中医科など多分野にわたる医者が46人。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月17日