中国空軍のSu-35多用途戦闘機の輸入がほぼ決定した。西側諸国の一部の軍事アナリストは、「24機のSu-35が中国空軍に交付されることで、中国空軍の作戦水準が日本・インド空軍を、少なくとも半世代以上先駆けることになる」と指摘した。
Su-35は世界が公認する第4++世代戦闘機で、1万4500kgfのハイパワーエンジンを持ち、瞬間的に超音速に加速できる。一方で日本とベトナムにはTVC(推力偏向装置)技術がなく、インド空軍のSu-30MKIのみに搭載されている。
カナダ軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』は、「KnAAPOは2015年までにロシア空軍の48機のSu-35S戦闘機を製造する必要があるため、中国空軍に24機のSu-35が交付されるのは、早くても2016-2018年頃になる。航空自衛隊はこの時点では、F-35Aを配備できない。インドで期待されているFGFA第5世代戦闘機は、早くても2020年頃にインド空軍に交付される見通しだ」と伝えた。
つまり2015-2020年に、中国空軍のSu-35は技術面で日本・インドの現役戦闘機を上回ることになる。特にSu-35にはアクティブフェーズドアレイレーダーが搭載されており、ロシアはすでに成熟したアクティブフェーズドアレイレーダーを保有している。Su-35のレーダーの捜索範囲は約400キロに達し、360度全周・プラスマイナス15度のスラスト・ベクター・ノズルが搭載され、超音速の巡航能力を持つ。Su-35の総合作戦能力はSu-30MKIの3倍以上、F-15Jの4倍以上に達する。
つまり、Su-35は青島市の上空で朝鮮半島の空中目標を捕捉し、30の目標を同時に追跡し、8の目標を同時に攻撃することが可能だ。