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japanese.china.org.cn | 05. 07. 2013

記者が体験した「遼寧艦」の海上訓練

タグ: 遼寧艦 中国初の空母 海上訓練

 

 

  記者は取材で遼寧艦に何度も乗船したことがあるが、海に出るのはこれが初めてだった。遼寧艦に対して不慣れな気持ちはなかったが、新鮮で神秘的だった。航海中、遼寧艦の副政治委員の李東友氏が、船内を案内してくれた。空母では移動が困難だという言い伝えを何度も聞いていたが、実際に迷宮のような船内に入り、その言い伝えが嘘でなかったことが分かった。

遼寧艦はアイランド上層の建築物から船内の最下層まで、計21枚の甲板を持っており、船室が3000室以上、はしごが300本以上に達する。李氏は筆者を連れて空母内を登り降りし、右に曲がり左に曲がった。筆者はすぐにめまいを起こし、方向感覚を失い、ただ李氏の後に続くだけだった。その間、李氏は赤い線を指さし、「これは空母の喫水線で、ここからさらに下に進めば水中の船室になる」と語った。

下に進むほど空気が濁り、騒音も大きくなり、船員の業務環境が苛酷になる。2時間余りが経ち、筆者のふくらはぎが痛み出した頃、息も絶え絶えになり初の「空母ウォーキング」を終えた。筆者はある海軍高官の、「空母では誰もが小学生だ」という言葉を思い出した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月5日

 

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