海外メディアは、カナダ軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』の報道を引用し、中国がすでに海南島で空母基地の建設に着手していると伝えた。長さ600メートル、幅120メートルの空母用埠頭は、十分に2隻の空母が停泊できるだけの大きさである。同基地は北にある青島空母基地と対を成しており、空母発展プロジェクトに向けた中国の大志を反映するものであると同記事は伝えている。初期的な計画では少なくとも4隻の空母が配備される。
『漢和ディフェンスレビュー』によると、衛星写真から、中国海軍が海南島で新たな船舶基地の建設に着手しており、空母基地である可能性が高く、その上建造ペースも極めて速いことがうかがえる。海南省三亜市の榆林潜水艦基地の向かいにある漁村から船に乗って進むと、港湾全体で建設工事が進められていることがわかるという。
2012年10月の衛星写真には空母用の埠頭の姿はなかったものの、2013年の最新の衛星写真には、青島の遼寧艦の空母基地と同じ大きさの大型の埠頭がはっきりと映っている。埠頭は長さ600メートル、幅120メートルで、2隻の空母が停泊できるほどの十分な大きさが確保されている。青島基地の埠頭と同規模で、この両基地は南北で対を成し、中国海軍の空母艦隊創設に向けた意気込みを示している。初期段階では4隻の空母が配備される予定である。