中ロ合同海上演習 専門家が分析する収穫とは

中ロ合同海上演習 専門家が分析する収穫とは。 今回は7隻の大型主力艦による合同艦隊を組んだが、これにより米日が東アジアの前線に設置しているミサイル防衛システム「イージス艦」、米国の空海一体化戦術、そして日本という「手先」への対応能力を引き上げることができる。中国海軍の大型水面戦艦による列島線突破の行動が増加するに伴い、艦隊自身の立体攻防能力がより高い要求を突きつけられることは必然的だ…

タグ: 中ロ合同海上演習 米国 空海一体化戦術 日本

発信時間: 2013-07-11 16:08:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中露海軍は10日、ピョートル大帝湾で実弾射撃と海上閲兵を成功させ、合同演習「海上連合2013」を円満に終えた。中国軍事専門家の李傑氏は10日、環球時報の取材に応じた際に、今回の合同演習の3つの収穫を次のようにまとめた。

(一)対潜作戦で、ロシアのキロ級潜水艦は世界的に見ても静音性が秀でている。両国の水面艦艇と艦載機による対潜・捕捉行動の展開は、将来的な海上での応用に向けたものだ。今回の演習には南中国海艦隊の多くの兵力が参加しており、ベトナムも複数のロシア製のキロ級潜水艦を配備する予定だ。潜水艦の脅威が存在する海域を通過する訓練により、実戦に近い環境で同潜水艦の性能を確かめることが可能だ。

(二)今回は7隻の大型主力艦による合同艦隊を組んだが、これにより米日が東アジアの前線に設置しているミサイル防衛システム「イージス艦」、米国の空海一体化戦術、そして日本という「手先」への対応能力を引き上げることができる。中国海軍の大型水面戦艦による列島線突破の行動が増加するに伴い、艦隊自身の立体攻防能力がより高い要求を突きつけられることは必然的だ。中国艦艇の防空能力は比較的高く、ロシアの大型対潜艦との協力により、中国艦艇の対潜能力を引き上げられる。

(三)中国の艦隊で唯一の非戦闘艦となった「洪沢湖号」にも注目が必要だ。遠洋行動では、一般的に補給艦による補給が必要だ。これは補給艦の総合能力、特に高緯度での垂直・水平方向の立体補給にとっては、一つの試練である。

李氏は、「今回の演習は、兵力モジュール化の試験とすり合わせでもある。異なる任務に応じどのような兵力と装備を組み合わせるべきかについては、海上行動で絶えず確認・修正・調整し、最良の効果を手にするべきだ。実戦に近い演習により確認された方法は、将来的な実際の海上行動に役立てられる」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月11日

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