日本政府とメディアはこのほど、中国人民解放軍の艦艇と航空機の、日本周辺での活動に関する情報を相次いで伝えている。小野寺五典防衛相は24日、中国の軍用機1機が沖縄本島と宮古島の間の公海の上空を通過したと述べた。日本メディアは、中国の軍用機が同空域を通過したことが確認されたのは、今回が初めてだと報じた。安倍晋三首相は25日に、「かつてない変わった行動だ」と称した。
日本メディアはさらに、中ロ合同軍事演習を終えた中国北海艦隊の5隻の艦艇が、宗谷海峡を通過して遠洋訓練に向かい、「中国海軍の艦艇が初めて同海峡を通過した」と伝えた。防衛省は、この5隻の艦艇は25日に沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、「中国の艦艇としては初の、日本列島を一周する航行を終えた」と発表した。
これについて、中国国防部の耿雁生報道官は記者会見で、人民解放軍の艦艇と航空機が今回、西太平洋の演習に向かった状況について報告した。耿報道官によると、人民解放軍海軍の艦隊は西太平洋海域で訓練を実施し、艦隊による偵察と敵からの偵察への対応、区域内の防空総合攻防対抗、敵の海上戦艦に対する突撃といった、20以上の訓練内容を遂行した。中国海軍の航空機はこのほど、西太平洋の訓練に向かったが、これは年度計画に盛り込まれていた内容だ。