写真:上海の長興島造船工場
カナダの軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』8月号によると、上海にある江南長興島造船工場は中国の国産空母を建造する能力を有し、屋内の造船台において、既に空母の部分模型の建造に成功していることを中国の造船業が確認したことが明らかになった。
同模型は空母の一部を実物大で建造しており、中国海軍の指導層は完成した模型を視察したという。つまり、中国の空母の建造技術は各パーツごとに建造し、最終的に建造ドックにおいて船体を組み立てるという方法を採用していることが分かる。長興島造船工場は国産空母の建造契約を獲得することを望んでいるものの、中国海軍は今のところ、どの造船工場とも正式な契約を交わしていないため、大連造船工場も契約の獲得を狙っているという。
長興島造船工場は2005年6月に設立され、初期プロジェクトでは3.8キロの海岸線に4つの乾ドック、9つの桟橋・埠頭、2つの貨物輸送用の埠頭が建造され、投資総額は36億米ドルに上った。同工場は空母を含めた大型船舶の建造能力を持ち、工場の最大の建造ドックは長さ580メートル、幅120メートルに上り、ワリャーグ号と同等ランクの空母を建造するのに十分な規模を有している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月1日
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