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japanese.china.org.cn | 29. 09. 2013 |
トルコが26日、中国の長距離地対空ミサイル「HQ-9(紅旗9)」(輸出型FD-2000)を購入することを決定したとの情報が世界の注目を集め、海外メディアと軍事業界の議論の的となっている。中国の兵器開発の発展の勢いに驚きの声が上がる中、中国工業の能力に言及する海外メディアもある。
中国は軍事装備・兵器の研究製造では飛躍的な進歩を遂げたものの、兵器工業に関わる基幹産業の部分には依然として制約が多い。とりわけ、電子デバイス、新素材、半導体、製造設備の分野では長期的に輸入に頼っていると海外メディアは見る。海外のネットユーザーは、中国「HQ-9」ミサイルは日本メーカーのリミットスイッチ「AZ8112」を採用しており、中国の潜水艦は日本の工場で製造されたGPS機能付きレーダー探知機を使用していると指摘した。
国家の国防産業がその国の工業と情報技術全体を基盤としていることは周知の事実である。中国の重工業と産業化はここ20年間、目覚しい進歩を遂げてきたものの、半導体を中心とする大規模集積回路産業、精密電子機器を中心とする電子部品産業、新素材を中心とする素材応用技術や加工技術に関しては、日本や韓国、欧米諸国とのレベルの差は大きい。カーボンファイバー(炭素繊維)、電子デバイス、半導体において、中国は長期的に日本と韓国などからの輸入に依存してきた。輸出入が禁止されるようなことがあれば、その影響は計り知れない。
こういったリスクは、中国の目の前に立ちはだかっている重要な課題である。産業や経済発展の視点からだけでなく、国防や安全保障、国家戦略の観点から、これらの問題の解決は必須である。産業分野において、日本や韓国への依存から脱却することは一刻も早く解決しなければならない課題である。
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