インターネット上に11月21日午後、中国国産のステルス無人攻撃機の初飛行の様子が写った写真が登場した。この無人攻撃機「利剣」は、中航工業瀋陽飛機設計研究所が設計し、中航工業洪都公司が製造したものである。同機は21日午後1時に離陸し、1時17分頃に順調に着陸し、約20分間飛行したという。

「利剣」は中国が研究・開発した次世代のステルス無人攻撃機であり、全方位にわたってステルス設計が施され、ステルス性に優れ、強い突撃力を備えている。無尾翼、エアインテークを上部につけた設計となっており、これはステルス無人攻撃機の代表的な設計で、全翼式のレイアウトはステルス性、航続距離、負荷など多方面の機能をよく配慮したものである。「利剣」だけでなく、世界の伝統的な航空強国も自国の無人攻撃機を開発している。米国のX-47B、フランスが主導するニューロン、イギリスのタラニスはどれも初飛行とテストを実施した。

「利剣」の初飛行により、中国は世界で4番目に大型ステルス攻撃機の試験飛行を実施した国となった。これは中国が無人機から無人攻撃機へと飛躍を遂げ、J-20などの新型の第4世代戦闘機に劣らない試験飛行を実施したことを意味する。