中国初の空母「遼寧」はこのほど、編隊を形成し、海区を跨ぎ南中国海に向かった。主要兵器の系統的な訓練を行う予定。軍事専門家の曹衛東氏は中央テレビのニュース番組の取材に応じた際、「遼寧艦は防空・対ミサイル、対艦と対潜の面で、訓練を通して検証を行う」と語った。
防空・対ミサイルの面に関しては、レーダーの探測範囲をテストする。対艦の面では、ターゲットの発見・制御の能力、ターゲットの到着順序の計算及び対艦ミサイルの威力を検証する。対潜の面では、海域の捜索及びターゲットの種類の判断に重点を置いている。
また、未来の戦争は電子化戦争になるため、情報対抗・通信連絡なども今回の訓練でテストすることになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月5日