資料写真:米国のミサイル巡洋艦カウペンス
米国防総省の高官は先週末、「中米両国の軍艦が、南中国海で衝突しかけた」と発表し、人々を驚かせた。米国側は、「米国のミサイル巡洋艦カウペンスが12月5日、南中国海の公海を合法的に航行している際に、中国の揚陸艦に正面から停止を迫られた。カウペンスが緊急回避し、衝突が免れた」と表明した。
米高官・メディアはこれにより、中国の艦艇の手法がいかに「危険で高圧的」であるかを喧伝したが、本件の発生の背景については細かい言及を避けた。カウペンスは当時、南中国海で訓練中の空母「遼寧艦」の艦隊を偵察していた。
内情に詳しい中国側の消息筋は15日、環球時報の記者に対して、「事件発生当日、米国の軍艦は中国空母艦隊のインナーゾーンに入っていた。米国は自国のことを棚に上げて、他国を悪人扱いしている」と指摘した。中国海軍軍事専門家の李傑氏は、「中国の艦艇が太平洋東海岸で米国の空母を追跡したら、米国はどのような感想を持つだろうか」と反論し、米国の「強盗の理論」について問いただした。
中米の艦艇、500メートル内に接近