中国海軍が南中国海を巡航 各国の反応に差も

中国海軍が南中国海を巡航 各国の反応に差も。 中国海軍の艦隊は東南アジアの海域で、3週間に渡る巡航を実施した。同地域の各国政府は、異なる反応を見せている。これは中国の強化を続ける海の実力という問題に対する、各国の態度に不一致が存在することを示している…

タグ: 海軍 南中国海 巡航 係争 

発信時間: 2014-02-25 09:45:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国海軍の艦隊は東南アジアの海域で、3週間に渡る巡航を実施した。同地域の各国政府は、異なる反応を見せている。これは中国の強化を続ける海の実力という問題に対する、各国の態度に不一致が存在することを示している。これは主要貿易相手国の機嫌を損ねるか、本国の主権を守るかという二つの選択肢の間で苦しんでいるためだ。同地域の一部の高官は、中国の艦艇が自国の領海に接近し航行したことについて否定している。ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブ版が伝えた。

中国の2隻の駆逐艦と1隻の揚陸艦(さらに護衛の潜水艦が存在した可能性もある)が、1月20日に中国の南方から出港した。中国メディアは今回の巡航について、詳細に伝えた。今回は中国海軍にとってかつてない規模による南下となった。

今回の巡航の範囲は、異常とも呼べる広さになった。一部のアナリストは、「中国国防部は、今回の任務は年間の定期的な軍事訓練であると称したが、実際には中国海軍の拡大を続ける影響力を示すことを目的とした」と指摘した。

中国の艦艇はまず、南中国海でベトナムと係争に陥っているパラセル諸島(中国名・西沙諸島)を巡航し、それからマレーシアの海岸線から約80キロ離れた曽母暗礁に向かった。中国とマレーシアはこの暗礁の領有権を主張している。

同艦隊はその後、中国が主権を主張している範囲外の海域を巡航し、インド洋に向かった。中国の軍艦はインドネシア以南の海域で初となる軍事演習を実施し、それから北にUターンし、西太平洋の海域で実弾演習を実施した。同艦隊は2月11日に中国に帰還した。

中国国防部は記者の質問に回答した際に、任務遂行中に実施した訓練は、「いかなる国・地域を対象とするものではなく、地域情勢とも関係していない」、「中国は関連海域で自由な航行の権利と、その他の合法的な権利を持つ」と回答した。実際に、中国艦隊の行動が国際法に違反しているとした人はいない。

中国の今回の行動が何を目的とするかはさておき、人民解放軍海軍の影響力が強化され続けていることが示された。これはまた、中国の隣国をジレンマに陥らせている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月25日

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