中国人民解放軍が海軍の歴史において初の航空母艦「遼寧艦」の改造に成功すると、今後の空母計画が注目を集めるようになった。一部メディアはこのほど、中国が空母発展のペースを速め、4隻の空母の建造を計画していると伝えた。
1−2隻目の国産空母の建造は、中船重工の大連造船所と中船工業集団の上海江南長興造船所が担当する。西側諸国は、中国初の国産空母の型式を001A、ペナントナンバーを18と予想している。スキージャンプ式の発艦が中心となり、蒸気カタパルトを取り付ける可能性があるという。全長と排水量は、遼寧艦の約5%増になると予想されている。
2隻目の国産空母の全長と排水量はさらに1隻目から5%増になる。これは同空母に複数の蒸気カタパルトが取り付けられるからだ。西側諸国はその型式を002、ペナントナンバーを20と予想している。
1隻目の国産空母が来年進水し、3年間の試験を経て、2018年に就役する可能性がある。
遼寧艦の命名を見ると、1隻目の国産空母の名称が「山東艦」になる可能性が最も高く、遼寧艦と同じ青島市の軍港を拠点とする。2隻目は「広東艦」と名付けられ、南中国海に配備され、林則徐が1839年に虎門でアヘンを焼却処分したことを記念する。
2隻目の国産空母は米国のキティホーク級に近く、満載排水量は8万トンに達し、7万トン超の1隻目と比べ1万トン弱増加する。全通甲板を採用し、4本の蒸気カタパルトを取り付ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月28日