米国防長官が遼寧艦を初見学 軍事力強化の象徴か

米国防長官が遼寧艦を初見学 軍事力強化の象徴か。 ヘーゲル米国防長官が昨日青島市に到着し、昨年2月の就任以来で初となる訪中を開始した。ロイター通信は、「ヘーゲル長官による、中国唯一の空母の視察を許可したことは、中国の前例のない開放的な動きであり、軍事力強化の証でもある」と報じた…

タグ: 国防長官 空母 視察 軍事力 強化

発信時間: 2014-04-08 09:51:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ヘーゲル米国防長官が昨日青島市に到着し、昨年2月の就任以来で初となる訪中を開始した。ヘーゲル長官はこれまで、国防長官としてアジアを3回歴訪していたが、中国は訪問先から除外されていた。

軍事交流は、中米関係の際立った「弱点」となっている。軍事関係は国と国の間の、ゼロサムゲームに近い駆け引きだ。一度の訪問で画期的な進展があることは期待されていないが、ヘーゲル長官の初訪中、中国初の空母「遼寧艦」の乗艦により、中国の軍事力が不透明だと批判を続けてきた西側メディアは、「前例のない開放的な動き」と賞賛した(一部メディアは、中国がこの機会を利用して、大国の武器を誇示しようとしたと称したが)。

中国国防部の常万全部長の招待に応じ、ヘーゲル米国防長官が4月7日昼に青島市に到着し、3日間の訪中日程をスタートさせた。ヘーゲル長官一行は同日午後、遼寧艦を見学した。AFP通信は「中国、米国防長官に空母を誇示」と題する記事を掲載した。同記事は、米国防総省の高官の話として、「今回の見学はヘーゲル長官が自ら申し出たもので、中国側もこれに同意した。ヘーゲル長官の空母見学は重大な意義を持つ。これは米国が中国の高官との対話、中国が自国の軍隊の情報を開示することを促しているからだ」と伝えた。

ロイター通信は、「ヘーゲル長官による、中国唯一の空母の見学を許可したことは、中国の前例のない開放的な動きであり、軍事力強化の証でもある」と報じた。上海の軍事問題専門家の倪楽雄氏は、「これは誠意の証だ。中国には何も隠すものがなく、米国との軍事関係を改善しようとしている。これは米国人が遼寧艦を見学し、自国の空母と異なる点を見る絶好のチャンスだった」と語った。ロイター通信によると、随行した米国人記者はヘーゲル長官と共に乗艦することはなく、バーで待機した。

中国人民大学米国問題学者の金燦栄氏は7日、環球時報に対して、「軍事は中米関係の最大の弱点だ。中米の経済関係は良好で、文化交流も密接に進められており、政治交流も正常だ。軍事関係の深さと広さが、やや劣る状況となっている。ヘーゲル長官は理性主義者、実務派で、共和党における温和派でもあり、戦争による問題解決を主張していない」と語った。ボイス・オブ・ロシアは7日、「中国がヘーゲル長官を自国の空母に乗艦させたことには、一石二鳥の狙いがあった。まず、これにより中国の軍事面の開放を示し、西側諸国の懸念を払拭できる。次に、遼寧艦の見学により、今回の中国との会談で生じうる緊張ムードをある程度やわらげることが可能だ」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月8日

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