マレーシア航空MH370便の捜索活動が、15日で39日目に入った。豪調査船「オーシャン・シールド」に搭載された無人潜水艇「ブルーフィン 21 アルテミス(Bluefin 21 Artemis)」の初の潜水活動は問題に直面し、現在までも重大な発見をしていない。同便の失踪原因が不明のため、長期間に渡る捜索活動も成果を得ていない。人民海軍が予定していた海上閲兵活動も中止となった。
人民海軍の梁陽報道官は15日、「予定していた海上閲兵活動は、マレーシア不明機の捜索が成果が得ていないことから中止となった」と発表した。
特殊な状況、海上閲兵が中止へ
梁報道官は、「中央軍事委員会の批准を経て、人民海軍は4月下旬に青島市で西太平洋海軍シンポジウム第14回年次総会を開き、シンポジウム年次総会と結びつけ中国人民海軍の創立記念日(4月23日)に多国籍海上合同演習を実施する」と発言した。
梁報道官は海上閲兵活動の実施について、「中国はマレーシア不明機の捜索活動を重視している。人民海軍は多くの兵力を投入し、関連海域で休むことなく捜索活動を続けている。不明機の失踪原因が分からず、長期間に渡る捜索活動も成果を得ておらず、すべての乗客の家庭に大きな苦しみをもたらしている。この特殊な状況と雰囲気の中、中国は人民海軍の創立記念日に、多国籍による海上閲兵活動を行わないことを決定した」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月16日