ネットユーザーはこのほど、J-20戦闘機の試験飛行の様子を再び撮影した。飛行中、J-20は空中での燃料抜きをテストし、長く延びたオイルの跡は青空に描かれた水墨画のようである。J-20の4代目「2011号」は中国が研究・開発した初の第4世代J-20の最新機であり、初飛行してから注目を集めている。

空中での燃料抜きは軍事とその他の分野で大きな意味がある。最大離陸重量が最大着陸重量を大幅に上回ることから、離陸後に故障により着陸しなければならない際、着陸重量は最大着陸重量を超え、着陸を強行すれば着陸装置が折れる危険性がある。航空機の重量を軽くし、安全に着陸できる重量にするには空中で燃料を抜かなければいけない。また、予想外の状況により緊急着陸を要された際、特に着陸装置が降りないとき、機内に大量の燃料が残っていれば着陸時の摩擦や接触によって高温になり、火花が散り、火災、ひどい場合には爆発を引き起こす可能性がある。このような時も緊急着陸前に空中で燃料を抜く必要がある。