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昆明駅のテロ事件、中国全土を怒りの渦に。
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新疆ウイグル自治区の分裂勢力が計画した、昆明駅の大規模なテロ事件は中国全土を震撼と憤怒の中に陥れた。テロ事件による死者は2日夜までに29人に達し、140人以上が負傷した。習近平中共中央総書記は関連部門に対して、全力で本件の捜査に当たり、毅然とした態度でテロリストの気勢を削ぐよう指示した。2日に環球時報の記者の取材に応じた専門家らは、「分裂勢力は内陸部に『火』を持ち込み、憎しみを煽り恐慌を招こうとしている。我々は警戒を強めると同時に、手を緩めることなくテロリストを厳しく取り締まるべきだ」と指摘した。「環球時報」が伝えた。
◆残酷で憤りを招くテロ行為
昆明駅で発生した血生臭い一幕は2日、多くの国際メディアに取り上げられた。BBCは、「1日夜の9時20分頃、10数人の同じ服装をした暴徒が、マスクをかぶり刃物を持ち昆明駅の広場と券売場に入り、利用客を無差別的に切りつけた。雲南省の現地メディアによると、犯人はホール、広場、臨時券売場、自動発券機 、射殺された道路まで切りつけ、その約300メートルが血だらけになっていたという。中国メディアは事件後の現場の血だらけの写真を公開しており、襲撃発生当時の状況は『非常に恐ろしかった』という目撃者の話を引用した。犯人のうち4人は現場で警察に射殺され、1人の女性容疑者は拘束され、事件解決の重要な証拠となった」と報じた。
ワシントン・ポストは、「中国ではこれまで刃物による殺傷事件が発生したことがあるが、これほど大規模で特徴的な集団襲撃は極めて稀だ。現地住民の楊さんは、襲撃開始後に駅は恐怖と混乱に包まれ、人々が散り散りになって逃げ、逃げ遅れた人が最も重い傷を負ったと語った」と報じた。
テロリストの残忍な行為は、人々の憤りを引き起こした。カナダのグローブ・アンド・メール紙は、「昆明駅のテロ事件は2日、中国版ツイッターの検索件数が最多の話題となった。多くの人が、襲撃者に対する憤りを表明した」と伝えた。ロイター通信は、「誰であろうと、どんな原因であろうと、どんな民族であろうと、駅という人が密集する場所で、罪なき一般人を目標として襲撃する人間は悪魔であり、地獄に落ちるべきだ」という、某ネットユーザーの投稿を引用した。米フォーリン・ポリシー誌は、「今回の襲撃はすでに3・01事件と呼ばれている。この日は今後長年に渡り、中国人の記憶に消えることのない傷跡を留めるだろう。昆明は中国版ツイッターで最も注目される話題になった。多くの人はロウソクに火を灯し、昆明市のために祈りを捧げている。一部の人はこの事件を、中国の9・11と称している」と報じた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2014年3月3日
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