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japanese.china.org.cn | 06. 06. 2014 |
米国防総省は6月5日、中国の軍事・安全保障に関する年次報告書(2014年度版)を発表した。
例年と同じく、今年の同報告書は「中国の軍事力が不透明」という古い言葉を繰り返し、中国の軍事力が「拡張中」と称した。これらの使い古した論述と指摘には、まったく反論の価値がない。
今年の報告書には、新しい内容と観点が追加された。同報告書は中国のアクセス阻止/エリア拒否(A2/AD)能力、及びこれを実現する手段について触れた。また第二砲兵部隊の弾道ミサイルと巡航ミサイルの他に、中国海軍の内容を追加した。
同報告書は、「陸からの巡航ミサイル、戦闘爆撃機、爆撃機、特殊突撃隊などの協力を受け、中国海軍の新型水上作戦艦艇と潜水艦の戦力範囲が、すでに第二列島線の外の西太平洋の海域とマラッカ海峡に拡大している」とした。
同報告書は、「中国は遠距離対艦巡航ミサイルを、A2/ADの重要武器(キーウェポン)とし、キロ級、元級、宋級、商級などの通常動力潜水艦と原子力潜水艦、JH-7A、H-6G、Su-30MK2などの空からも対艦攻撃を実施できる」と分析した。
同報告書は中国の頻繁な海上演習、南中国海・東中国海の主権を巡る係争、東中国海の防空識別圏への関心を示した。
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