現地時間7日17時頃、ミサイル護衛艦の綿陽艦、葫芦島艦、総合補給艦の洪沢湖艦によって形成された北海艦隊の遠洋訓練参加艦隊は、宮古海峡を通過して西太平洋の海域に入り訓練を実施した。
同艦隊は臨戦態勢で訓練を実施し、使命に着目し課題を設定し、「戦に備える」という状態に合致する実戦化訓練の方法を模索し、遠洋訓練の効果を高めた。今回の遠洋訓練に参加した綿陽艦は、南沙の巡航とマレーシア不明機の捜索任務を遂行してからわずか15日での参加となった。葫芦島艦は任務遂行後の帰還中に命令を受け、母港に戻らず今回の任務を継続した。同艦隊は出発以来、黄海、東中国海の海域で昼夜連続の航行、対潜捜索・攻撃、共同救助、臨時検査・拿捕、対テロ・海賊取締などの訓練、戦時中の政治活動の演習を実施した。部隊の戦備水準と迅速な反応の能力が、臨戦訓練、人員の物資補給を経ずして試された。
同艦隊の副指揮員、某駆逐艦支隊長の杜政軍氏は、「遠洋訓練は戦闘力を高める上で重要な役割を担う。遠洋で訓練し遠洋で戦うという思想を形成し、実戦に則した遠洋訓練を砥ぎ石とし、深海・大洋の実戦重視の練磨、全面的な訓練を実施することで、多様化された軍事任務と遠洋作戦を遂行する能力を効果的に高めることができる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月9日