資料写真:建設中の「中国遠征軍記念碑」
雲南省昆明市で7日開かれた記者会見において、今月12日に雲南省騰沖県で2014年「忠魂帰国」公益キャンペーンを開催することが発表された。ミャンマーの抗日戦線で戦没した中国遠征軍の一部兵士の遺骸と墓地の土が24箱の骨壷に納められ、同省騰沖国殤墓苑の中国遠征軍の墓に移されることになる。
関係者は、この活動を通じて、雲南と台湾、大陸と台湾の歴史的つながりを一層豊かにしたいと話している。
雲南省台湾弁工室の段俐娟副主任によると、今年の「忠魂帰国」は主にミャンマーで戦没した中国遠征軍の一部兵士の遺骸を迎え、騰沖国殤墓苑の中国遠征軍の墓に納め、「迎魂」、「公祭」といった儀式や滇西抗戦記念館参観、抗戦老兵座談会といった活動を催すという。
中国遠征軍は抗日戦争の最も厳しい段階にあった1942年に、雲南、ミャンマー、インドに出征して日本軍と戦った英雄部隊であり、中国と同盟国が直接軍事協力を行った代表的な事例でもある。
中国軍がミャンマーに出征してから、中国・ミャンマー・インドの大戦は3年3ヶ月続き、この間中国は40万の兵力を投入した。
「忠魂帰国」公益キャンペーンは2011年より始まった。当年は辛亥革命百周年、中国遠征軍による騰沖奪還67周年の年に当たり、雲南黄埔軍校同窓会と雲南省僑聯が中国遠征軍の国家と民族への貢献を称えるために主催したキャンペーンであり、国内外で大きな反響を呼んでいる。