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japanese.china.org.cn | 19. 06. 2014

空母「遼寧艦」、カタパルトを搭載中か?

タグ: 遼寧艦 造船所 カタパルト 艦載機

中国初の空母「遼寧艦」は4月18日に大連港に入り、1年数カ月ぶりに「実家」に戻った。遼寧艦は改造後の試験航行から現在まで約2年半が経過しているが、この時期の大連造船所への帰港は、中期メンテナンスを目的としている可能性が高い。遼寧艦の今回の帰港について、これ以上の公式情報は出されていない。

造船所の写真を見ると、遼寧艦はまず埠頭に停泊し、それからドライドックに移された。それから建設機械と工事用の設備が飛行甲板に姿を現すようになり、忙しく働く作業員の姿も見て取れた。遼寧艦の帰港の情報を受け、ネットユーザーの間で憶測が飛び交った。遼寧艦は正常なメンテナンスを行っているのだろうか?さらなる改造の準備を進めているのだろうか?前部甲板に数台の建機が集まったことで、「遼寧艦はカタパルトを取り付けているのだろうか?」という古い憶測が再燃した。

現代空母の艦載機の離陸方法には、スキージャンプ式とカタパルト発進がある。両者はそれぞれ長所と短所を持つ。11の空母保有国の使用経験を見ると、両者の優劣はつけがたい。しかし米国の空母はカタパルト発進を重視しており、第二次世界大戦後期から現在まで使用を続けている。先進的で強い米軍がカタパルトを使用しているのだから、中国の空母がこれを使用しない理由はない。これは多くの人の常識的な考え方だ。しかし中国が唯一保有するこの空母の場合、カタパルトの使用を検討する際に、単純に米軍基準に合わせることはできない。

次に、遼寧艦がまだカタパルトを使用できていないという現実に落胆するべきではない。江蘇新聞が9月13日に放送した報道番組は、某社が国家重大科学技術転化プロジェクトを担当するというニュースの中で、「中国の神舟9号の絶縁システムと、中国初の空母のカタパルト絶縁システムも同社のもの」と報じた。国内のニュースで国産空母カタパルトの開発が報じられたのはこれが初めてだ。これは中国がカタパルト技術を持ち、さらに蒸気式カタパルトより先進的な電磁式カタパルトを開発できる可能性が高いことを意味する。国産カタパルトがどの程度の水準に達するかについては、初の国産空母によって示されるだろう。

米国の某ウェブサイトが2014年1月に掲載した衛星写真も、中国が某基地で建造した、露天電磁レール高速けん引装置の試作品を明るみに出した。これは中国が米国に続き、フルスケールの大型電磁カタパルト地上実験設備を持つ2番目の国になったことを意味する。

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