旧日本軍「慰安婦」被害者である、黎(リー)族の陳亜扁さん(89)は8日、海南省陵水黎族自治県本号鎮中心衛生院敬老院で、「命続く限り、正義を求める」と語った。中国新聞網が報じた。
陳さんのほか、黄有良さんや林亜金さんなど海南省の慰安婦被害者8人は2001年7月、日本政府を相手に訴訟を起こし、日本政府に対して謝罪と名誉回復、1人当たり2300万円の賠償を求めた。しかし、裁判の道のりは非常に険しいものになり、東京地裁は2度に渡り原告らの請求を棄却した。そして現在、8人のうち、生存しているのは陳さんと黄さんの2人になってしまった。