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japanese.china.org.cn | 17. 09. 2014 |
スリランカのラジャパクサ大統領は16日にコロンボで習近平国家主席の盛大な歓迎式典を催した。両首脳は親しく友好的な雰囲気の中会談し、両国の友情を高く評価。両国協力について計画を立てるとともに、両国間の自由貿易交渉を始動し、戦略的協力パートナーシップの踏み込んだ発展を促すことを宣言した。
習主席は「中国は平和的発展路線を堅持し、『親、誠、恵、容』の周辺外交理念を遂行し、周辺国と心で交わり、誠実さで信頼を得て、善隣友好、共同発展を図っている。中国とスリランカは信頼し合い、頼り合う友人でありパートナーだ。両国関係は時と国際環境の激変による試練に耐えた、大国と小国が友好的に付き合う、互恵協力の模範だ。われわれはスリランカの独立、主権、領土の一体性の維持を断固として支持し、スリランカの人々が選択した自国の国情にあった発展路線を支持する。21世紀の海のシルクロードを契機に、スリランカ側と港湾の建設と運営、臨港工業パークの開発と建設、海洋経済、海上安全保障分野の協力を強化し、先行・試行プロジェクトを検討、決定し、早期に成果を上げたい。中国・スリランカ自由貿易圏の早期完成を目指して自由貿易交渉を加速することを希望する。中国側はスリランカの工業パーク、経済特区、インフラプロジェクトにより多くの中国企業が積極的に参加することを奨励する。スリランカが設立時加盟国としてアジアインフラ投資銀行に参加することを歓迎する。双方は観光、文化、教育、宗教分野の交流や協力を開拓し、発展させ、スリランカでの中国語教育を支援する必要がある。中国側はスリランカ側と引き続き国連など多国間枠組みで意思疎通や調整を強化し、地域の平和と安定を促進したい」と表明した。
ラジャパクサ大統領は「スリランカ側は中国側が平和共存五原則と善隣友好方針を遂行していることを高く称賛する。これを基礎に中国側との戦略的協力パートナーシップを発展させ続けたい。中国の核心的利益と重大な懸念に関わる問題において引き続き断固として中国側を支持する。習主席の打ち出した21世紀の海のシルクロードという提案はインド洋海上輸送センターの構築というスリランカ側の構想と期せずして一致する。ハンバントタ港、コロンボ港湾都市など重点協力プロジェクトを中国側と共同でしっかりと建設、運営し、自由貿易交渉を加速し、経済・貿易、エネルギー、農業、インフラ整備、衛生・医療分野の協力を強化したい。アジアインフラ投資銀行に積極的に参加したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月17日
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