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japanese.china.org.cn | 19. 09. 2014

習近平主席「より緊密な中印発展パートナーシップを構築」

タグ: 習近平 中印 

 

 習近平国家主席は18日、インドのモディ首相とニューデリーで会談した。両首脳はより緊密な発展パートナーシップを連携して構築し、発展のチャンスを捉え、各自の発展目標を達成し、アジアの平和・安定・繁栄を促進し、より公正で合理的な方向への国際秩序の発展を促す考えで一致した。 

 習主席は「中国はインドを長期的な戦略的協力パートナーと見ており、インド側と共に、より緊密な発展パートナーシップを構築し、二国間、地域、世界のレベルで両国協力を深化することを期待している」と強調。次の4点を指摘した。

 (1)双方は両国指導者の戦略的リーダーシップを発揮し、ハイレベルの相互訪問と接触を継続し、各レベルの交流を強化する必要がある。率直・誠意は相互信頼の基礎であり、相互信頼は協力の前提だ。われわれは互いの懸念を尊重し、これに配慮し続け、政治的相互信頼を深化し続け、両国関係の正しい戦略的方向性をしっかりと把握し、協力が常に両国関係の主旋律であるようにする必要がある。国境問題では、引き続き友好的協議を通じて、公平で理にかなった、双方共に受け入れ可能な解決策を探る必要がある。国境問題が最終的に解決されるまでは、共同で係争をしっかりと管理・コントロールし、国境地帯の平和と安寧をしっかりと守り、国境問題が両国関係の発展に影響を与えないようにする必要がある。

 (2)中印両国は発展目標が一致し、発展理念が似ており、発展戦略が符合する。双方は発展戦略を深く結合させ、実務協力の水準を全面的に高め、情報、鉄道インフラ、産業パーク、クリーンエネルギー、科学技術、宇宙、金融分野の協力を推進する必要がある。

 (3)双方はバングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の構築を加速し、シルクロード経済ベルト、21世紀の海のシルクロード、アジアインフラ投資銀行などの枠組みで協力を展開し、地域経済統合とコネクティビティ強化のプロセスを推進する必要がある。

 (4)双方は国際問題での戦略的意思疎通・協力を強化し、国際関係の民主化推進に共同で尽力し、発展途上国の共通利益を守る必要がある。引き続き国連、G20、BRICSなど多国間枠組みでインド側と意思疎通を継続し、グローバル・ガバナンス、持続可能な開発、気候変動、対テロ、エネルギー、食糧安全保障などグローバルな議題で協力を強化したい。中国側は上海協力機構へのインドの正式加盟を歓迎し、支持する。 

 モディ首相は「中国側とハイレベルおよび各分野の意思疎通や対話を強化し、双方の共通利益と共通認識をさらに多くの協力の成果に変えることを希望する。西蔵(チベット)自治区は中華人民共和国の領土の一部であり、チベット人がインドで反中国政治活動に携わることをインド側は認めないということを重ねて表明する。中国側と共に努力して、国境係争をしっかりと管理・コントロールし、国境問題交渉を加速し、一日も早く解決策を見いだしたい。インドの医薬品、製造業製品の対中輸出を拡大し、相互貿易の均衡ある成長を促進したい。インドの電力建設や鉄道などインフラ改良への中国側の参加を歓迎する。インド側はバングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の構築やアジアインフラ投資銀行の設立に関する中国側の提案への参加を検討する。人的・文化分野で中国側との協力を強化したい。印中は国際問題で調整や協力を強化し、テロリズム、エネルギー安全保障、気候変動などの試練に共同で対処する必要がある」と表明した。(編集NA) 

 

 「人民網日本語版」2014年9月19日

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