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japanese.china.org.cn | 13. 10. 2014 |
中国が独自に開発中の次世代水陸両用機「JL(蛟竜)−600」が、広東省珠海市で組立作業を進めており、2015年末の初飛行を目指している。試験飛行に成功すれば、同機は世界最大の水陸両用機になる。同機は海上捜索、救助、患者の緊急輸送などの任務を遂行できるほか、武器を搭載し潜水艦を攻撃できる。シンガポール華字紙『聯合早報』が伝えた。
同機は幅広い用途を持ち、簡単な改造により軍事用に転用できる。水上・海上を長時間巡航し、武器を搭載し潜水艦を攻撃できる。必要であれば水面に直接着地し、救助活動を展開できる。
同機の全長はH-5爆撃機の38.9メートルから39.3メートルに、翼幅は36から39メートルに、通常離陸重量は36トンから40トンに、最大離陸重量は45トンから49トンに、有効搭載量は12トンに改良される。
同機は最大5300馬力の国産ターボプロップエンジン「WJ-6」、先進的な6枚の複合材料プロペラを搭載する。設計上の指標によると、同機の最大水平飛行速度は時速560キロ、最大航続距離は5300キロ、上昇限界高度は6000メートル。同機は低空捜索・救助を重視しており、高空飛行に高い目標を設定していない。
中国通用飛機工業公司によると、同機は「多用途、水陸両用、シリーズの発展」という思想に基づき設計されており、使用者の需要に応じ必要な設備・施設を増設することで、海洋環境の観測、資源調査、乗客・貨物輸送などの任務の需要を満たせる。同機はシングルボディ、高翼単葉の構造を採用しており、日本がインドに輸出しようとしているUS-2に似ている。
ある中国の軍事専門家は、「JL-600を部隊と中国の海洋管理部門に交付すれば、中国の遠洋における海上救助能力を効果的に高めることができる。5000キロという航続距離を基準にすると、その活動半径は約1500−2000キロに達する。巡航速度を時速470キロとすると、青島市の水上飛行機基地から出発した場合、東の朝鮮半島西海岸に1時間、南の日本列島以南の海峡に2時間、宮古海峡に約3時間で到達できる。舟山諸島から出発した場合、第一列島線を通過し西太平洋に入ることができる。南はフィリピン諸島に到達し、南中国海の救助隊と連携できる。海南島から出発した場合、東は約3時間でバシー海峡の前線に到達し、東中国海の救助隊と連携できる。南は3時間で中国の南沙諸島沖に到達し、南中国海全体をカバーできる。第一列島線のすべての地域、一部の外側の海域をカバーすることで、遠洋における迅速な救助能力がないという中国の歴史にピリオドを打てる」と指摘した。
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