『習近平 国政運営を語る』を読む①習近平氏を理解する
『習近平 国政運営を語る』を読む①習近平氏を理解する。
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中国の過去30数年間の急速な発展と急激な変化は、人類史上稀に見るものとなった。国際的に権威ある機関は、中国は10年内、あるいはさらに近い将来に世界最大の経済体になると予想している。ゆえに中国の指導者である習近平氏を理解し、中国の発展の大勢およびそれが世界の未来に及ぼしうる影響を知ることは、国際社会のホットな話題になっている。『習近平 国政運営を語る』（原題：『習近平談治国理政』）の出版は、これらの取り組みに貴重な資料を提供する。
習近平氏を理解する
中国には「文如其人」（文は人なり）という言葉があるが、習氏のこの著書も本人の思想・風格・個性を反映している。本書は習氏の国家指導者としての特殊な品格を示している。習氏は幅広い考え方、強い意志、積極的な向上心、豊かな知識を持ち、政治・経済・社会・文化・軍事・外交・人生問題に対して独自の見解を持っている。
習氏は国政運営の豊富な経験を持つ。習氏は中国の末端である村の幹部から始まり、中国の組織体制の全段階の訓練を経ており、国家最高指導者に就任した。習氏の政治的な経歴は、政治・経済・社会・軍事など多岐に渡る。習氏は中国の3省・直轄市で主要な指導者を歴任しており（福建省、浙江省、上海市。中国の省の人口は、欧州の3-4カ国に相当）、輝かしい成績を獲得した。習氏の全面的な訓練の過程そのものが、中国の政治制度、特に中国の「優秀人材重用」制度の縮図となっている。
本書を読めば、習氏に高い哲学的な思考能力があり、問題を長期的な視野から深く掘り下げて弁証でき、多層的な感覚を持っていることが分かる。習氏は中国の長所のほか、中国が直面している課題を見ることができる。常に多数の人々の中から有益な意見を吸収し、実質的な措置を講じることで、さまざまな課題を中国がさらに上の段階にあがるためのチャンスに変えている。習氏は、中国の特色ある社会主義は、中国が繁栄に向かうための唯一の道だと信じている。この道は、「中華人民共和国が誕生してから60年以上に及ぶ模索によって形成された道、近代以降の170年以上に渡る中華民族発展の歴史を総括した上で形成された道、中華民族の5000年以上の悠久な文明の継承によって形成された道であり、深い歴史の源と広い現実の基礎を持つ」からだ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年10月22日
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