中国海警局の2隻の巡視船が3日午前、釣魚島(日本名・尖閣諸島)の海域に入り巡航した。日本メディアはこの情報に注目し、「侵入」などの言葉を使い報じた。中国国家海洋局は3日、中国の2隻の巡視船が同日、中国の釣魚島の領海内を正常に巡航したと裏付けた。
共同通信社は3日、「海上保安庁の巡視船は同日午前、中国海警局の2隻の巡視船が釣魚島付近の海域に入ったことを確認した。中国公船が釣魚島付近の『日本の領海』に侵入するのは今年で27回目で、前回から3日の間隔しか空けていない」と報じた。NHKは、「3日午前6時頃、2隻の巡視船は釣魚島の接続水域に入り航行した。同2隻は9時頃、釣魚島から12海里の海域を航行していた。日本の巡視船は中国の巡視船に警告を出し、直ちに同海域を離れるよう求めた。中国の1隻の巡視船は中国語と日本語で、『釣魚島及びその付属島嶼は古来より中国固有の領土だ。直ちに離れなさい』と回答した。海上保安本部によると、中国の巡視船は午前11時を過ぎてから釣魚島を離れた」と伝えた。
中国国家海洋局は3日、「海警2401」、「海警2305」による船隊が、釣魚島の領海内を巡航したと裏付けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月4日