中国人民解放軍からリベリアの救助に派遣されている医療チーム(計163人)は15日にチャーター機を使い、リベリアの首都・モンロビアに到着し、現地の人々に歓迎された。チームはアフリカに中国のSARS対策の経験をもたらし、現地に人民解放軍初の海外診療センターを設置した。中国はエボラウイルスの蔓延が始まってから、感染地域に最も多くの医療スタッフを派遣した国であり、エボラ対策の国際チームの正真正銘の主力となった。リベリアのガフアン外相は、「中国はリベリアの真の友人だ。我々は解放軍医療チームの活動を全力で支援する」と表明した。
ロイター通信は、「他国と異なり、中国の医療チームは完全に中国人によって設置・管理・運営される、価値にして4100万ドルのエボラ治療センターで活動する。米国はエボラ対策プロジェクトへの出資国であるが、現地人の研修を行い、対策センターの管理と運営を任せている」と報じた。
米情報サイトは、「エボラ出血熱の感染が日増しに深刻化する中、中国・米国・英国は国際医療チームの主力になっている。これと比べ、一部の国は冷淡な態度を示しており、欠席しているほどだ」と報じた。途上国支援に従事する国際協力団体オックスファム・アメリカは先週、「恥のリスト」を公開し、アルゼンチンやサウジアラビアなどを名指しで「びた一文も提供しない」と批判した。またインド、フランス、日本などはわずかな援助を行っているが、「援助を拡大すべき」と指摘した。同団体は、中国はすでに1億2300万ドルの援助を提供しており、オバマ政権から賞賛されていると称した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月18日